- リビング学習を始めたいけれど、何を用意すればいい?
- ダイニングテーブルで勉強させても大丈夫?
- テレビや家族の声が気になって、集中できないかも。
リビング学習は、今あるダイニングテーブルでも始められます。まず勉強する場所を決め、ノートと筆記用具をすぐ出せるようにし、使い終わったら片づける場所を用意しましょう。最初から専用の学習机を買う必要はありません。
大切なのは、子どもが座りやすく、家族も無理なく使い続けられること。テレビの音や食事の時間など、家庭の生活に合わせてルールを決めると始めやすくなります。
私はベッド・家具ショップオーナーで、睡眠環境・寝具指導士の資格を保有しています。この記事では、リビング学習の始め方を、机と椅子の選び方から収納、集中しやすい環境づくりまで分かりやすく紹介します。
- 最初に用意する物:机になる場所、座りやすい椅子、文房具を入れる箱
- 場所:家族が見守りやすく、テレビが気になりにくい席
- 片づけ:勉強道具をまとめて戻せる場所を決める
- 続け方:時間と声かけのルールを家族で決める
リビング学習の始め方は3ステップ
リビング学習を始めるときは、家具を買う前に次の3つを決めましょう。
① 勉強する席を決める
ダイニングテーブルの一席でも、リビングの壁際でも構いません。ノートを広げられ、照明が届く場所を選びます。
食事と同じテーブルを使うなら、「勉強するときはこの席」と決めるだけでも準備が簡単になります。
② 必要な道具を一つにまとめる
鉛筆、消しゴム、ノート、教科書など、その日に使う物を出しやすくします。小さな収納ボックスや持ち手付きのかごがあると、食事の前にまとめて移動できます。
③ 片づける場所と時間を決める
勉強が終わったら、机の上を元の状態に戻すところまでを一つの流れにしましょう。「宿題が終わったら道具をかごに戻す」など、子どもにも分かる簡単なルールがおすすめです。

リビング学習のメリットとデメリット
メリット:家族に質問しやすい
子どもが分からない問題に出会ったとき、近くにいる家族に声をかけやすいのが利点です。保護者も、困っている様子や宿題の進み具合に気づきやすくなります。
子ども部屋に学習机を置くスペースがない家庭でも、今ある家具を使って始められます。
デメリット:音や人の動きが気になりやすい
テレビ、料理の音、家族の会話などで、勉強が中断することがあります。また、ダイニングテーブルでは食事の前に道具を片づける必要があります。
リビングで勉強すれば必ず集中できる、成績が上がるというわけではありません。周りが気になる子には、静かな場所も選べるようにしておきましょう。
ダイニングテーブルと専用デスク、どちらがいい?
まずはダイニングテーブルで試す
宿題をする時間が短い、リビングに家具を増やしたくない、まず習慣をつけたいという場合は、ダイニングテーブルから始めると手軽です。
ただし、食事のたびに道具を移す必要があるため、近くにかごや引き出しを用意すると片づけやすくなります。
勉強道具を出しておきたいなら専用デスク
教科書やパソコンを使う時間が増え、毎回片づけるのが大変になったら、リビングの一角にコンパクトなデスクを置く方法があります。
デスクを買う前に、置き場所の幅・奥行きだけでなく、椅子を引く場所と家族が通る場所も測りましょう。

集中しやすい場所の決め方
テレビが目に入りにくい席を選ぶ
テレビがついていると、音だけでなく画面の動きも気になることがあります。宿題の間はテレビを消す、画面が見えない向きに座るなど、家庭でできる方法を選びましょう。
家族がよく通る場所を避ける
キッチンと廊下の間など、人が何度も通る場所は落ち着かないことがあります。壁際やテーブルの端など、出入りの影響を受けにくい席を試してみてください。
明るさと机の上を確認する
昼間でも手元が暗い場合は、部屋の照明に加えてデスクライトを使います。書く手の影が気になるなら、ライトを利き手と反対側に置くと調整しやすくなります。
机の上は、勉強に使う物だけにしましょう。おもちゃやリモコンは一時的に別の場所へ移すと、目の前がすっきりします。
椅子の高さが合わないときの工夫
ダイニングテーブルは大人の食事に合わせた高さなので、子どもには椅子が低かったり、足が床に届かなかったりすることがあります。
座ったときに肩を無理に上げずに書けるか、背中を支えられるかを確認してください。高さを調節できる椅子なら、机に合わせて座面を調整します。
足が浮く場合は、安定した足置きで足を支える方法があります。椅子の上に不安定なクッションを重ねるなど、転落しやすい使い方は避けましょう。
大人用の椅子がどうしても合わないなら、子どもに合った椅子や学習用の机を検討します。
教科書と文房具の収納は「すぐ出せて、すぐ戻せる」が基本
文房具は持ち運べるかごにまとめる
毎日使う鉛筆や消しゴムは、小さなかごやペンケースにまとめます。使い終わったら、そのまま棚に戻せる形が便利です。
教科書とプリントの置き場所を分ける
教科書は立てて置ける棚、プリントはファイルやトレーなど、物に合わせて収納場所を決めましょう。勉強する場所から離れすぎないことも大切です。
収納を増やす前に、今ある棚の一段を子ども用にする方法もあります。リビングに物を増やしすぎない工夫です。
家族が使うテーブルなら「勉強セット」を作る
ノート・筆記用具・今日の宿題をひとまとめにした「勉強セット」があれば、食事の前にも片づけやすくなります。翌日も同じ場所から取り出せるようにしましょう。

テレビ・生活音・声かけのルール
勉強する時間はテレビをどうするか決める
「宿題をしている間はテレビを消す」「テレビを見る人がいる日は別の席で勉強する」など、家族みんなが守れるルールを決めます。
完全に静かにすることが難しい家庭では、まずテレビの音量や座る向きを変えてみましょう。
声をかけすぎず、困ったときは手伝う
近くにいると、つい「早くしなさい」「そこが違うよ」と声をかけたくなるものです。しかし、何度も話しかけられると作業が止まってしまいます。
最初に「分からないところがあったら呼んでね」と伝え、必要なときに手伝う方法を試してみましょう。
学年や子どもの様子に合わせて場所を変える
低学年では家族の近くが安心でも、成長すると一人で静かに勉強したくなることもあります。リビング学習を続けること自体を目標にせず、子どもが勉強しやすい場所を選び直しましょう。
リビング学習で気をつけたい安全対策
リビングに新しい棚やデスクを置く場合は、通り道や出入口をふさがない位置に設置します。背の高い棚は、設置場所に合った転倒防止対策を行い、重い物を下の段にしまいましょう。
デスクライトやパソコンの電源コードは、椅子の脚で踏んだり家具の下に挟んだりしないようにしてください。コンセントの周りにほこりがたまっていないかも確認します。
安全対策をしたうえで、勉強道具を出しっぱなしにしないことが、家族全員の使いやすさにもつながります。
リビング学習に使いやすい家具を選ぶなら
最初は今あるテーブルと椅子で試し、使いにくい点がはっきりしてから家具を足すのがおすすめです。
コンパクトなデスク
食事のたびに片づけるのが大変なら、リビングの壁際に置けるデスクが候補になります。購入前に天板の広さと椅子を引く場所を確認しましょう。
小さな収納棚・デスクワゴン
教科書やプリントが散らかりやすい場合は、子どもが自分で戻せる高さの棚やワゴンが役立ちます。キャスター付きは、使う位置で固定できるかも確認してください。
リビング学習に関するよくある質問
リビング学習は何歳から始めるのがよいですか?
決まった年齢はありません。子どもが絵を描いたり宿題をしたりするときに、安心して座れる場所を用意することから始められます。
ダイニングテーブルでも勉強できますか?
できます。ノートを広げる場所を確保し、椅子の高さと手元の明るさを確認しましょう。勉強道具の片づけ場所も決めておくと便利です。
リビング学習だと集中できないときは?
テレビを消す、席の向きを変える、家族が通りにくい場所に移るなど、一つずつ試しましょう。それでも気になる場合は、静かな別の場所を使っても構いません。
リビング学習に学習机は必要ですか?
最初から必要とは限りません。ダイニングテーブルで試し、勉強道具を置く場所や机の高さに不便を感じたときに検討すると選びやすくなります。
教科書や文房具が散らからない方法は?
文房具はかごに、教科書は棚に、プリントはファイルに分けて置きましょう。使ったら同じ場所に戻すだけの簡単なルールが続けやすくなります。
リビング学習の始め方のまとめ
リビング学習は「席を決める→道具をまとめる→片づけ場所を決める」の3つから始められます。専用の学習机は、今ある家具で試してから必要に応じて選べば十分です。
子どもが集中しにくいときは、テレビの音、椅子の高さ、机の上の物を一つずつ見直しましょう。家族の暮らしに合う方法を見つけることが大切です。
- 最初はダイニングテーブルでもよい
- 勉強する席と片づけ場所を決める
- 椅子・照明・テレビの位置を確認する
- 必要になったら専用デスクや収納を足す

