出来る限り毎日の睡眠は快適なものにしたいですよね?
マットレスは睡眠の質に直結しているので、ご自身に合ったものを選ぶことが大切です。
マットレスの中でもポケットコイルマットレスとボンネルコイルマットレスは人気が高いですし、コストパフォーマンスにも優れていますが、二つの違いについては良く分からない人も多いのではないでしょうか?
そこで、今回はポケットコイルマットレスとボンネルコイルマットレスのそれぞれの特徴と違いをご紹介いたします。
ポケットコイルマットレスとボンネルコイルマットレスの違い
現在主流となっているマットレスには、ポケットコイルマットレスとボンネルコイルマットレスの2種類がありますが、この2つにはいくつかの違いがあるのでまとめてみました。
ポケットコイル | ボンネルコイル | |
寝心地 | 〇 | △ |
耐圧分散 | ◎ | × |
快適さ | △ | 〇 |
ばねの数 | 〇 | △ |
通気性 | △ | ◎ |
寿命 | △ | ◎ |
横揺れ具合 | ◎ | △ |
価格 | 〇 | ◎ |
表にまとめるとこんな感じになるのですが、それぞれの特徴・メリット・デメリットを確認していきましょう。
ポケットコイルマットレスのメリットと特徴
それでは、ポケットコイルマットレスのメリット・デメリットはどうなっているのかをご紹介いたします。
まず、メリットとしては、
- 点で体を支えるので寝心地が良い
- 耐圧分散が出来る
- バネの数が多い
- 横揺れしない
と言った事があります。
点で体を支えるので寝心地が良い
ポケットコイルマットレスは、体を点で支えるという特徴があります。
そのため、体全体がマットレスの面にフィットして、寝ている時のS字ラインを整えてくれるために、快適な眠りへと導いてくれます。
一方、ボンネルコイルマットレスは、面が適度に硬いのが特徴です。
ボンネルコイルマットレスの寝心地は、畳布団のようになっており、耐圧分散や柔らかさを求める方にはおすすめできません。
ポケットコイルマットレスは、肩やお尻などを面にあてると沈む一方で足や腰の軽い部分は沈んでしまうことがないのも嬉しい特徴です。
ボンネルコイルマットレスと比較してみても寝心地は良いといえるでしょう。
耐圧分散が出来る
図のように寝ている時には腰や背中に大きな荷重がかかってきます。
しかしポケットコイルマットレスの場合には、この荷重を分散して腰など一か所にだけ負担がかかるような事はありません。
腰痛や肩こりが酷い人は、ボンネルコイルマットレスよりもポケットコイルマットレスの方がおすすめです。
バネの数が多い
ポケットコイルマットレスは、バネの数が多いという特徴があります。
一般的なマットレスと比較してみても多くのバネが使用されており、ボンネルコイルマットレスと比べると2倍以上のバネを使用しています。
これだけ多くのバネを使用しているため、体をしっかりと支えることが可能です。
一方、ボンネルコイルマットレスは、らせん状に巻いたコイルスプリングを全面に配列して連結していますが、ポケットコイルマットレスは円筒系の袋にバネを入れて隙間なく並べています。
横揺れしない
さらにポケットコイルマットレスの大きな特徴として挙げられるのが、横揺れしないという点です。
ポケットコイルマットレスは、コイルが一つ一つ独立しているという特徴があります。
そのため、隣で寝ている人に頻繁に寝返りを打たれたとしてもその度に横揺れに悩まされてしまうことはありません。
振動が伝わりにくいため、夫婦やカップルで一緒に就寝するのに適しているマットレスになります。
ポケットコイルマットレスのデメリット
快適な睡眠をとる事が出来るポケットコイルマットレスですが、ボンネルコイルマットレスと比べた時に
- 価格はボンネルコイルマットレスよりも高め
- 通気性はボンネルコイルマットレスの方が優れている
- ポケットコイルマットレスの寿命は少し短い
と言ったデメリットがあるので、確認をしてみましょう。
価格はボンネルコイルマットレスよりも高め
ポケットコイルマットレスはボンネルコイルマットレスに比べてやや高い傾向にあります。
とはいっても他のマルチラススーパーマットレス、デュラテクノマットレス、ゼルトスプリングマットレスと言ったものと比べると安価なので手が届かないと言う程高いわけではありません。
>>マットレスの種類と特徴・相場について。おすすめマットレスも紹介!
通気性はボンネルコイルマットレスの方が優れている
ポケットコイルマットレスの特徴として、コイル一つ一つを袋に入れているために通気性においては若干難があります。
そのため、定期的にマットレスの裏表をひっくり返したりして、空気がこもらないようにする必要があります。
但しボンネルコイルマットレスと比べると軽いために、マットレスのメンテナンスや移動は比較的しやすいと言えます。
ポケットコイルマットレスの寿命は少し短い
ボンネルコイルマットレスはバネが一体化しているので、バネ同士の干渉が少なくなっています。
しかし、ポケットコイルマットレスはバネが独立していて、バネ同士の干渉が多くなるので、ボンネルコイルの方が寿命は長い傾向にあります。
マットレスのローテーションをする事で5年~10年使い続ける事は出来ますが、それよりも長く使用したいのであれば、ボンネルコイルマットレスの方がおすすめになります。
おすすめのポケットコイルマットレス「フィットスリーパー」
価格円~
フィットスリーパーは、サイズ展開が豊富なポケットコイルマットレスです。
両面使用する事が出来るので、寿命が長いですし、値段もかなり安いのでおすすめとなっています。
特にポケットコイルマットレスは、身体にしっかりフィットするように作られているので、快適な寝心地となっています。
ボンネルコイルマットレスの特徴
ボンネルコイルマットレスの特徴は、
- 面で体を支えるため寝返りがうちやすい
- 寝心地は硬め
- 値段は安い
- 通気性に優れている
- 寿命が長い
- 耐圧分散は出来ない
- 振動が伝わりやすい
と言った事があります。
面で体を支えるため寝返りがうちやすい
ボンネルコイルマットレスは連結された張力のあるコイルが身体を面で支えます。
そのため、部分的な沈み込みが少なく寝返りがうちやすいのが特徴です。
寝心地は硬め
ボンネルコイルマットレスを作っているメーカーにや海外製、国産などにもよって硬さに違いはありますが、一般的にボンネルコイルマットレスの寝心地は硬めで布団に近い寝心地と言えます。
値段は安い
他のスプリングマットレスと比べると一番安いのがボンネルコイルマットレスです。
機能性も十分高いので、コストパフォーマンスに優れています。
通気性に優れている
内部のコイルが一体となっていて、空気の通り道がたくさんあるので、通気性に優れています。
そのため、湿気やカビに強いマットレスと言えます。
寿命が長い
数あるマットレスの中でもボンネルコイルマットレスの寿命は長く、10年近く持つと言われています。
耐圧分散は出来ない
ボンネルコイルマットレスのデメリットの一つが「耐圧分散」が出来ない事です。
腰痛などの症状がある人は腰回りをしっかり支えた方が楽に寝る事が出来るので、ボンネルコイルマットレスはあまりお勧めできません。
振動が伝わりやすい
ボンネルコイルマットレスはコイルが連結してあるので、1人用では問題ありませんが、2人で一緒に寝るとベッドに入った時や寝返りをした時に相手の振動が伝わりやすいので止めた方が良いかもしれません。
ポケットコイルマットレスとボンネルコイルマットレスとの違いまとめ
現在主流となっているマットレスには、ポケットコイルマットレスとボンネルコイルマットレスの2種類がありますが、この2つには、
- 寝心地
- 耐圧分散
- 快適さ
- ばねの数
- 構造
- 通気性
- 寿命
- 横揺れ具合
- 価格
などの違いがあります。
価格重視で選ぶならボンネルコイルマットレスがおすすめですし、腰痛などの症状があるのであればポケットコイルマットレスの方が良いでしょう。